最大ドローダウンとは、資産価格が直近の高値からどれだけ下落したかを示す指標であり、リスク管理の観点で重要視される。ビットコインは過去のサイクルにおいて、複数回にわたって大幅な最大ドローダウンを記録してきた。
過去サイクルでの最大ドローダウン
2017年末のサイクル天井から2018年末のベアマーケット底にかけては、高値から80%を超える水準まで下落した。2021年のサイクルにおいても、複数回にわたって50%以上の調整が発生している。こうした大幅な下落は、ビットコインの構造的な特徴の一つとして繰り返し観測されてきた。
回復期間の特徴
過去のサイクルでは、最大ドローダウンを記録した底値から、前回の高値を再び更新するまでに、数年単位の期間を要してきた。この回復期間中には複数回の戻り相場と再下落を伴うことが多く、底値到達と同時に即座に回復が始まるわけではない点に注意が必要だ。
現サイクルへの示唆
過去のドローダウンの規模や回復パターンは、将来のサイクルでも同様に繰り返される保証はない。市場参加者の構成変化(機関投資家の増加など)によって、ボラティリティの水準自体が変化していく可能性もある。過去のデータはあくまでリスクの参考として捉え、将来を断定する根拠としては扱わないことが重要だ。
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではない。本記事に含まれる過去のサイクル傾向や分析手法に関する記述は、将来の値動きを保証するものではない。