ビットコインの価格は通常米ドル建てで語られることが多いが、日本居住者にとっては円建ての価格動向、つまりBTC/JPYの値動きが実質的な資産価値の指標となる。ドル建て価格が一定でも、為替レートの変動によって円建て評価額は大きく変わりうる点に注意が必要だ。

ドル建てと円建ての乖離

BTC/JPYは理論上、BTC/USDとUSD/JPYの掛け算で求められる。ドル建てBTC価格が横ばいであっても、円安が進行すれば円建て評価額は上昇し、逆に円高が進行すれば円建て評価額は下落する。この為替要因の影響度は、特に円相場が大きく動く局面で無視できないものとなる。

円安・円高局面での見え方の違い

円安局面では、ドル建てでBTC価格が下落していても円建てでは下落幅が緩和される、あるいは上昇に転じることもある。逆に円高局面では、ドル建てで価格が上昇していても円建てでの上昇が抑えられる、あるいはマイナスになることもありうる。日本居住者は、この二重の変動要因を意識して資産評価を行う必要がある。

為替リスクへの向き合い方

BTCそのものへの投資判断と、為替変動リスクへの判断は本質的に異なる要素である。ドル建てでの市況分析と合わせて、自身の保有資産が為替変動からどの程度の影響を受けるかを把握しておくことが、リスク管理の観点から重要になる。

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではない。本記事に含まれる過去のサイクル傾向や分析手法に関する記述は、将来の値動きを保証するものではない。