Dormancy(休眠度)は、その時点で移動したコインが平均してどれだけ長く動いていなかったかを示す指標であり、Dormancy Flowはこの休眠度を価格水準と組み合わせて、市場サイクルの転換点を読み解こうとする派生指標である。
休眠度の計算
Average Dormancy
移動したコイン日数の合計 ÷ 移動したBTC枚数
長期間動いていなかった大量のコインが一斉に移動すると、休眠度の数値が急上昇する。これは古い世代のコインが市場に再投入されたことを意味し、市場参加者の構成に大きな変化が起きている可能性を示唆する。
天井圏での警戒シグナル
過去のサイクル天井付近では、長期間眠っていた大量のコインが利益確定のために動き出し、Dormancy Flowが上昇する局面が観測されている。これは長期保有者が市場の過熱を見て売却に動いている兆候として警戒されることが多い。
限界と注意点
Dormancy Flowは大口の一度の移動によって数値が大きく振れることがあるため、単発のスパイクだけで判断するのではなく、一定期間の傾向を確認することが望ましい。CDDやLTH-NUPLなど関連する指標とあわせて確認することで、より確度の高い判断材料となる。
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではない。本記事に含まれる過去のサイクル傾向や分析手法に関する記述は、将来の値動きを保証するものではない。