Coin Days Destroyed(CDD)は、各コインが移動せずに保有されていた日数を「コイン日数」として積み上げ、コインが実際に動いた際にその蓄積分が破壊(destroyed)されるという考え方に基づく指標である。長期保有されていたコインが動いたタイミングを重点的に検出できる点が特徴だ。

コイン日数の概念

コイン日数の蓄積 1BTCが100日間動かなければ「100コイン日」が蓄積
そのコインが移動すると蓄積分が破壊される

単純な取引量(移動したBTCの枚数)だけを見ると、短期間で頻繁に売買される少量のコインと、長期間眠っていた大量のコインの移動を区別できない。CDDは保有期間という重みを掛けることで、長期保有者の動きをより鮮明に検出できるよう設計されている。

CDD急上昇が示す売り圧力

CDDが急上昇するタイミングは、長期間動いていなかった古いコインが大量に動いたことを意味する。長期保有者(LTH)が利益確定や警戒のために動き出した兆候として注目されることが多く、過去のサイクル天井付近でCDDの急上昇が観測された例がある。

限界と注意点

CDDの上昇は必ずしも売却を意味するわけではなく、ウォレットの移行やコールドストレージへの移動といった理由でも発生する。単独の急上昇だけでなく、取引所ネットフローなど他の指標と組み合わせて、実際に売却に向かっているかどうかを確認することが望ましい。

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではない。本記事に含まれる過去のサイクル傾向や分析手法に関する記述は、将来の値動きを保証するものではない。