ファンディングレートは市場のポジションの「方向」を示す一方、未決済建玉(OI、Open Interest)は市場に積み上がっているレバレッジポジションの「規模」を示す。この2つの指標を組み合わせることで、デリバティブ市場の過熱度をより立体的に把握することができる。

OIの基本

未決済建玉は、決済されずに残っている先物・無期限先物契約の総量を示す。OIが増加している局面は新規のポジションが積み上がっていることを意味し、OIが減少している局面はポジションが決済(利確・損切り・清算)されていることを意味する。

組み合わせパターンの読み方

ファンディングレートが高水準でOIも増加している局面は、強気のレバレッジポジションが積極的に積み上がっている状態であり、過熱への警戒が必要になる。一方、価格が上昇しているにもかかわらずOIが減少している局面は、ショートポジションの買い戻し(ショートカバー)が主導している可能性があり、純粋な新規買いとは性質が異なる値動きと解釈できる。

活用法

価格の方向性とファンディングレート、OIの3つを併せて確認することで、その値動きが新規資金の流入によるものか、既存ポジションの決済によるものかをある程度切り分けて判断できる。これはデリバティブ市場特有の値動きの性質を理解する上で重要な視点となる。

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではない。本記事に含まれる過去のサイクル傾向や分析手法に関する記述は、将来の値動きを保証するものではない。