ロング・ショート比率(LSR)は、特定の取引所における買いポジション(ロング)と売りポジション(ショート)の建玉量を比較し、市場参加者のポジションがどちらに偏っているかを示す指標である。ファンディングレートと並んでデリバティブ市場のセンチメントを把握する基礎データとなる。
計算の考え方
LSR
ロングポジション総量 ÷ ショートポジション総量
LSRが1を上回っている場合はロングが優勢、1を下回っている場合はショートが優勢であることを示す。取引所によってはアカウント数ベースとポジション量ベースで異なる数値を公表していることがあり、どちらの基準で見ているかを確認する必要がある。
市場の傾きを読む
LSRが極端な水準まで偏っている場合、市場参加者の多くが同じ方向にポジションを取っていることを意味し、何らかのきっかけでその偏りが解消される際に、急激な値動き(ショートスクイーズやロングスクイーズ)が発生しやすくなる。
ファンディングレートとの組み合わせ
LSRとファンディングレートは関連性が高いものの、完全に一致するわけではない。両者を組み合わせることで、ポジションの偏りとレバレッジコストの両面から、市場の過熱度をより立体的に把握することができる。
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではない。本記事に含まれる過去のサイクル傾向や分析手法に関する記述は、将来の値動きを保証するものではない。