逆張り温度計は、CryptoGaugeが独自に算出している合成センチメント指標であり、複数のセンチメント系・デリバティブ系データを統合して、市場の過熱・冷却度合いを0〜100の温度として表現する。単一の指標では捉えきれない市場心理を、複眼的に把握することを目的に設計している。
構成要素
Fear & Greed Index
センチメント軸
ファンディングレート
デリバティブ軸
実現ボラティリティ
変動率軸
先物ベーシス
先物市場軸
センチメント調査ベースのFear & Greed Index、デリバティブ市場のレバレッジ過熱を示すファンディングレート、価格変動の実際の大きさを示す実現ボラティリティ、先物市場の需給を示すベーシスという、性質の異なる4つのデータソースを組み合わせている。
温度ゾーンの解釈
| 温度帯 | 状態 | 解釈 |
|---|---|---|
| 80以上 | OVERHEATED(過熱) | 複数指標が同時に過熱を示している警戒水準 |
| 50〜80 | WARM(やや強気) | 強気の心理がやや優勢な状態 |
| 20〜50 | COOL(やや弱気) | 弱気の心理がやや優勢な状態 |
| 20未満 | OVERSOLD(過冷却) | 複数指標が同時に冷え込んでいる注目水準 |
なぜ合成指標にしているか
単一のセンチメント指標は、特定のデータソースに依存するため、一時的なノイズや偏りの影響を受けやすい。複数の異なる性質を持つ指標を組み合わせることで、ある指標が極端な値を示していても他の指標が中立であれば、全体としての温度は穏やかに表示されるなど、より頑健な評価を目指している。
活用上の注意
逆張り温度計は短期的な市場心理の偏りを示すものであり、中長期的なサイクル位置を示すMVRV-ZやNUPLとは異なる時間軸の指標である。両者を組み合わせて多角的に市況を確認することを推奨する。
限界と注意点
合成指標は構成要素ごとの重み付けによって挙動が変わるため、計算ロジックの透明性が重要になる。CryptoGaugeでは判定ロジックを可能な限り公開し、過去の判定実績も実績ログとして確認できるようにしている。
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではない。本記事に含まれる指標の解釈は、将来の値動きを保証するものではない。