Fear & Greed Index(恐怖貪欲指数)は、ビットコイン市場全体の心理状態を0〜100のスコアで表すセンチメント指標である。複数のデータソースを合成して算出されており、市場参加者が「恐怖」に傾いているか「強欲」に傾いているかを一目で把握できる点が支持されている。CryptoGaugeの逆張り温度計でも構成要素の一つとして採用している。
6つの構成要素
ボラティリティ
25%
市場の勢い・出来高
25%
SNS上の言及
15%
サーベイ調査
15%
ビットコインのドミナンス
10%
Googleトレンド
10%
各要素を加重平均することで最終的なスコアが算出される。算出元によって採用するデータソースや配分比率には差があるため、複数の公開ソースを参照する場合は計算方法の違いを念頭に置く必要がある。
ゾーン別の解釈
| スコア帯 | 状態 | 一般的な解釈 |
|---|---|---|
| 75〜100 | Extreme Greed(極度の強欲) | 過熱感が強く、調整リスクへの警戒が高まりやすい |
| 55〜75 | Greed(強欲) | 強気心理が優勢、上昇トレンドが続きやすい局面 |
| 45〜55 | Neutral(中立) | 方向感が定まりにくい局面 |
| 25〜45 | Fear(恐怖) | 弱気心理が優勢、売り圧力が意識されやすい局面 |
| 0〜25 | Extreme Fear(極度の恐怖) | 悲観が強く、逆張り的な買い場として注目されやすい |
逆張り活用法
センチメント指標は本質的に逆張り(コントラリアン)の発想で使われることが多い。市場が極度の強欲に傾いているときは過熱感への警戒、極度の恐怖に傾いているときは行き過ぎた悲観への注目、という形で、トレンドフォロー型の指標とは異なる視点を提供する。ただし強気相場が続く局面では長期間Greed圏にとどまることもあり、スコアが高いからといって即座に天井とは限らない点に注意が必要だ。
CryptoGaugeでの活用
逆張り温度計の構成要素の一つとして、ファンディングレート・実現ボラティリティ・先物ベーシスと組み合わせ、市場の過熱・冷却を複合的に判定する独自指標を算出している。
限界と注意点
Fear & Greed Indexは複数のデータソースを合成した二次的な指標であり、算出元によって細部の計算方法が異なる。単独の指標として絶対視するのではなく、MVRV-ZやNUPLといったオンチェーン指標と組み合わせて、複数の角度から市況を確認することが望ましい。
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではない。本記事に含まれる過去のサイクル傾向に関する記述は、将来の値動きを保証するものではない。