ステーブルコインは、米ドルなど特定の法定通貨に価値を連動させることを目的とした暗号資産であり、USDT(Tether)やUSDCが代表的な存在として知られる。暗号資産市場全体の取引における基軸通貨的な役割を担っており、その供給量や移動量はBTC市場の需給を読む上での重要な手がかりとなる。
ステーブルコインの仕組み
多くのステーブルコインは、発行体が保有する法定通貨や短期国債などの準備資産を裏付けとして、1コイン=1ドルを目指す価格連動の仕組みを採用している。取引所間の資金移動や、暗号資産同士の取引における決済手段として広く使われている。
USDTとBTC市場の関係
ステーブルコインの供給量が拡大する局面は、暗号資産市場に新規資金が流入している、あるいは将来の購入余力(ドライパウダー)が積み上がっている兆候として注目されることがある。逆に供給量が縮小する局面は、資金が市場から引き上げられている可能性を示唆する。
供給量からわかる需給
取引所が保有するステーブルコインの残高と、ビットコインの時価総額を比較したステーブルコイン比率(SSR)は、いつでもBTCの購入に使える資金の規模を相対的に把握するための指標として活用されている。詳細な計算方法は関連記事で解説している。
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではない。本記事に含まれる過去のサイクル傾向や分析手法に関する記述は、将来の値動きを保証するものではない。