ステーブルコイン比率(Stablecoin Supply Ratio、SSR)は、ビットコインの時価総額と、市場全体のステーブルコイン供給量を比較することで、市場にどれだけの「購買余力(ドライパウダー)」が存在するかを推測する指標である。CryptoGaugeの5トリガー分析ではT-05として採用している。

計算式

SSR ビットコイン時価総額 ÷ ステーブルコイン総供給量

SSRが低い水準にあるということは、ビットコインの時価総額に対してステーブルコインの供給量が相対的に多いことを意味し、いつでもビットコイン購入に充てられる資金が豊富にある状態と解釈できる。逆にSSRが高い水準にある場合、相対的な購買余力が乏しい状態と考えられる。

需要圧力との関係

SSRが低い水準にある局面は、潜在的な買い需要が積み上がっている可能性を示唆し、将来的な価格上昇の燃料となりうるという見方がある。一方SSRが高い水準にある局面は、すでに資金がビットコインに投じられた後であり、新規の購買余力が限られている可能性を示す。

限界と注意点

ステーブルコインの供給量は、暗号資産市場全体(ビットコイン以外のアルトコインも含む)での利用を反映しているため、ビットコイン単体の需要を正確に表すものではない点に注意が必要だ。他のオンチェーン指標と合わせて、補助的な需給判断材料として活用することが望ましい。

本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではない。本記事に含まれる過去のサイクル傾向や分析手法に関する記述は、将来の値動きを保証するものではない。