RHODL比率は、直近1週間以内に取得されたコインと、1〜2年前に取得されたコインの保有比率を計算し、市場サイクルの過熱・冷却を判断する指標である。新規参入者(短期保有)と既存の長期保有者のバランスから、サイクルの位置づけを読み取ろうとする手法だ。
計算の考え方
RHODL比率
1週間以内に取得されたコイン日数 ÷ 1〜2年保有されたコイン日数
新規参入者の活動量と、長期保有者が積み上げてきたコイン日数を比較することで、市場が新規資金主導で過熱しているのか、それとも長期保有者の蓄積が優勢なのかを相対的に把握する。
サイクルの過熱・底値圏の判断
RHODL比率が極端に高い水準まで上昇する局面は、新規参入者による短期的な活発な取引が市場を支配していることを示し、過去のサイクル天井付近でこうした状態が観測されている。逆に比率が低い水準にある局面は、長期保有者中心の落ち着いた市場環境を示し、底値圏に近い時期と重なることが多い。
限界と注意点
RHODL比率は対数スケールで表示されることが多く、絶対値の解釈には慣れが必要である。また他のサイクル系指標と同様、サイクルごとに市場参加者の構成が変化しているため、過去と同じ閾値が常に機能するとは限らない。
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではない。本記事に含まれる過去のサイクル傾向や分析手法に関する記述は、将来の値動きを保証するものではない。